市販の咳止め薬、どう選ぶ?薬剤師がわかりやすく解説

【保存版】市販の咳止め薬、どれを選ぶ?🤔 薬剤師がやさしく解説!

🌟 はじめに

「咳が止まらないけど、病院に行くほどではない…」そんなとき、市販薬を活用する方も多いですよね。でも種類が多くて、どれを選んだらいいのか悩みませんか?この記事では、薬剤師がわかりやすくご紹介します!

🧪 市販の咳止め薬:主な成分・製品と特徴

成分名 代表的な製品名 特徴 注意点 OTC単独製品の有無
ジヒドロコデイン アストフィリンS液、ジヒドロコデイン錠 💪 強力な咳止め作用 12歳未満不可、便秘・眠気 ❌(単独OTCはほぼなし)
デキストロメトルファン メジコン錠、メジコン顆粒 🔁 鎮咳作用、比較的安全 抗うつ薬との併用注意 ⭕ メジコン咳止め錠など
dl-メチルエフェドリン エフェドリン錠、メチエフ錠 🌬 気管支を広げる 高血圧や不整脈に注意 ❌(通常は複合薬)
ノスカピン ノスカリン錠、ノスカピン散 😴 眠気が少ない 作用はやや穏やか ⭕ ノスカリン錠など
チペピジン アスベリン錠、アスベリン散 🧒 小児にも使用される 副作用は少なめ ⭕ アスベリン咳止め液など
グアイフェネシン グアイフェネシン錠、アストミン咳止め液 💧 痰を出しやすくする 単独では効果が実感しにくい ⭕ グアイフェネシン錠など

※ 各成分の特徴・注意点は、厚生労働省「医療用/一般用医薬品の添付文書」およびPMDA「OTC医薬品安全使用ガイドライン」[1][2] に基づいています。

🧐 咳の種類による薬の使い分け

咳は大きく分けて「乾いた咳(空咳)」と「痰の絡む咳(湿った咳)」があります。薬を選ぶときは咳のタイプに合わせることが大切です。

咳の種類 症状の特徴 おすすめの成分・薬 注意点
乾いた咳(空咳) 喉の刺激感、痰が出ない、夜間に多い ジヒドロコデイン、デキストロメトルファン、ノスカピン 眠気や便秘の副作用に注意
痰の絡む咳(湿った咳) 痰が出る、呼吸がしづらい、気管支炎や風邪の後期に多い グアイフェネシン、チペピジン、カルボシステイン 鎮咳薬は過度に使用しないこと

💡 痰が絡む咳は無理に止めず、去痰薬で痰を出しやすくしながら治すことがポイントです。

❓ よくある質問(Q&A)

Q. 👶 子どもに咳止めを使ってもいい?

A. 成分によって使用制限があります。12歳未満はコデインNG
dl-メチルエフェドリンやチペピジンなどを選びましょう。

Q. 😴 眠気が出ない薬は?

A. ノスカピンやチペピジンは眠気が少ないです。
抗ヒスタミン入りの製品は眠くなりやすいので注意しましょう。

Q. 💊 デキストロメトルファンは安全?

A. 比較的安全ですが、SSRIなどの抗うつ薬との併用は注意が必要です。
→ これは「セロトニン症候群」のリスクが知られており、PMDAでも注意喚起されています[2]

Q. 咳は全部止めた方がいい?

A. 💡 痰が出る咳(湿った咳)は止めず、去痰薬で排出を促しましょう。
→ 日本呼吸器学会などでは「咳の種類に応じた対応(乾いた咳=鎮咳薬、湿った咳=去痰薬)」が基本とされています[3]

🌿 漢方薬も選択肢に

例えば「麦門冬湯」は、のどを潤して咳をやさしく抑える漢方です。
苦みがあるためゼリーやジュースに混ぜると飲みやすくなります。

📌 まとめ

  • 🔍 成分と製品名を確認して、年齢・症状に合った薬を選ぼう
  • 💤 眠気が気になる人はノスカピンやチペピジンがおすすめ
  • 📞 不安があるときは薬剤師に相談しよう!

📚 参考文献

  1. 厚生労働省 医薬品の添付文書情報(医薬品検索サイト
  2. PMDA 一般用医薬品の安全使用ガイドライン
  3. 日本呼吸器学会 咳嗽に関する診療ガイドライン

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