OTC医薬品とは?第1類・第2類・第3類の違いと選び方を薬剤師が解説

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OTC医薬品は、医師の処方箋がなくても薬局やドラッグストアなどで購入できる医薬品です。要指導医薬品と一般用医薬品に分かれ、一般用医薬品は副作用などのリスクに応じて第1類・第2類・第3類に分類されます。

区分の違いを先に確認

区分 販売時の主な対応
要指導医薬品 薬剤師による対面での情報提供が必要
第1類医薬品 薬剤師が販売し、情報提供が義務
第2類・指定第2類 薬剤師または登録販売者が販売。指定第2類は特に注意
第3類医薬品 薬剤師または登録販売者が販売

数字が小さいほど必ず「よく効く」という分類ではありません。症状、年齢、持病、妊娠、併用薬に合うかで選びます。症状が強い、長引く、繰り返す場合はセルフメディケーションを続けず受診してください。

厚生労働省:医薬品販売制度の改正内容(情報確認日:2026年7月30日)

売り場で迷ったときの選び方

第1類・第2類・第3類という区分は「効き目の強さランキング」ではなく、副作用や相互作用など、使用時に特に注意すべき程度に応じた区分です。症状だけで選ばず、年齢、妊娠・授乳、持病、使用中の薬を伝えて相談してください。

購入前に伝えるとよい5項目

  • 誰が使うか(年齢、妊娠・授乳の有無)
  • いつから、どのような症状があるか
  • 医療機関で治療中の病気
  • 処方薬、市販薬、サプリメントの使用状況
  • 薬や食べ物でアレルギーを起こした経験

よくある質問

第3類なら誰でも安全に使えますか?

第3類でも、副作用や飲み合わせの問題が起こらないわけではありません。説明書の対象年齢、用法・用量、使用できない人の条件を確認し、不明点は薬剤師または登録販売者に相談してください。

症状が続いても同じ市販薬を使い続けてよいですか?

説明書に記載された使用期間を超えても改善しない場合や、症状が悪化する場合は、自己判断で継続せず医療機関へ相談してください。市販薬で様子を見られる範囲かどうかを見直すことが大切です。

参考資料・情報確認日

情報確認日:2026年7月29日

OTC医薬品の分類や販売方法は制度改正により変わることがあります。購入時は外箱・添付文書を確認し、持病、妊娠・授乳、併用薬がある場合は薬剤師または登録販売者へ相談してください。

市販薬を選ぶとき、「第1類」「第2類」「第3類」という表示を見かけたことはありませんか?これらは、OTC医薬品(一般用医薬品)のリスク分類を示す重要な情報です。

本記事では、OTC医薬品の分類ごとの違いや、薬剤師が果たす役割、注意すべき副作用の具体例について、薬剤師の視点からわかりやすく解説します。

この記事で分かること

  • OTC医薬品(市販薬)とは何か?処方薬との違い
  • 第1類・第2類・第3類医薬品の違いとリスク分類の意味
  • スイッチOTCや指定第2類医薬品の特徴と注意点
  • 薬剤師が市販薬販売時に果たす専門的な役割
  • 高齢者や持病のある方が注意すべき具体的な副作用リスク
  • 市販薬を安全に選ぶための3つのチェックポイント

OTC医薬品とは?処方薬との違い

OTC(Over The Counter)医薬品とは、医師の処方箋がなくても購入できる一般用医薬品のことです。風邪や頭痛、胃もたれなど、軽度な症状に対して自分で選んで使えるのが特徴です。

一方、医師の診察と処方が必要な薬は「医療用医薬品」と呼ばれます。OTC医薬品は、セルフメディケーション(自己治療)を支援する目的で設計されており、厚生労働省の基準に基づいて販売されています。

第1類〜第3類の違いとは?薬学的にわかりやすく解説

分類 主な成分例 リスク評価 販売時の対応 販売者
第1類医薬品 ロキソプロフェン、ファモチジン(スイッチOTC) 副作用リスクが高く、慎重な使用が必要 薬剤師による書面と口頭での情報提供が義務 薬剤師のみ
第2類医薬品 イブプロフェン、総合感冒薬、漢方薬の一部 比較的リスクが高い 情報提供は努力義務。指定第2類は注意喚起表示あり 薬剤師・登録販売者
第3類医薬品 ビタミン剤、整腸剤、うがい薬など リスクが比較的低い 情報提供義務なし 薬剤師・登録販売者

補足:スイッチOTCとは? もともと医療用だった成分を一般用医薬品として転用したもの。例:ロキソプロフェン、フェキソフェナジンなど。

薬剤師が説明すべき!副作用リスクのわかりやすい例

① イブプロフェン × 高血圧・腎疾患

腎血流を低下させる作用があり、腎機能悪化のリスクがあります。高齢者や降圧薬服用中の方には注意が必要です。

② ロキソプロフェン × 空腹時服用による胃障害

胃粘膜を荒らす副作用があり、胃潰瘍の既往がある方は慎重に。食後服用が推奨されます。

③ 抗ヒスタミン薬 × 眠気・高齢者の転倒リスク

眠気やふらつきによる転倒・せん妄のリスク。高齢者や運転者には注意喚起が必要です。

④ 麻黄含有漢方薬 × 高血圧・心疾患

交感神経刺激による動悸・血圧上昇の可能性。葛根湯なども対象。持病がある方は慎重に。

⑤ ロートエキス × 前立腺肥大・緑内障

抗コリン作用による排尿困難・眼圧上昇。鼻炎薬や胃腸薬に含まれることがあります。

薬剤師の専門的な役割とは?

  • 薬歴・既往歴・併用薬の確認
  • 副作用リスクの説明と対策
  • 受診勧奨の判断
  • セルフメディケーション支援

特に高齢者や持病のある方には、薬剤師の介入が副作用予防に直結します。

市販薬を選ぶときの3つのポイント

  1. パッケージの分類表示をチェック:「第1類」「第2類」「第3類」の違いを理解して選ぶ
  2. 症状や体質に合った薬を選ぶ:過去の副作用歴や持病を考慮する
  3. 薬剤師に相談する習慣をつける:初めて使う薬や併用時は特に重要

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この記事の執筆・確認について

執筆・確認:nakasapo89314(薬剤師)
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本記事は一般的な情報提供を目的としており、個別の診断、治療、処方、服薬指示に代わるものではありません。薬の開始・変更・中止は自己判断で行わず、医師または薬剤師にご相談ください。

情報確認日:2026年7月29日

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